今回はリクガメの餌についてまとめています。
これから「リクガメを飼育してみたい!」、「リクガメを飼育しているが、結局餌は何がいいの?」という方はぜひ見てください。
目次
初心者におすすめのリクガメ
初心者でも飼えるリクガメについてもまとめていますので、ぜひ見てください。
リクガメの餌で大事なこと
リクガメの餌を選ぶ前に、リクガメにとって必要な栄養について知る必要があります。
リクガメの餌で大事なのは
カルシウム・リン比 と シュウ酸の量
獣医学的にカルシウム:リン=5:1の割合が良いとされてます。動物の体内ではその割合を一定に保とうとする働きがあります。
カルシウム比の少ない食事をすると、先程の比率を維持するために骨や甲羅などを分解してまでカルシウムを補おうとします。
先程でてきた、シュウ酸はカルシウムの吸収を阻害するため、シュウ酸を含まない食材を選ばなければなりません。
リクガメの主食に適している野菜
主食に適しており、市販で購入できる野菜を紹介します。
- 小松菜
- チンゲンサイ
- モロヘイヤ
- シュンギク
- 桑の葉
- 大根の葉
- カブの葉
リクガメの主食に適している野草
野草はカルシウムとリンの比率がよく、ミネラルと繊維質が豊富ですが、排気ガス、除草剤、殺虫剤などの影響がないと判断できるものを与えるようにしましょう。
- タンポポ
- ハコベ
- オオバコ
- クローバー
- ムラサキツメクサ
- クズ
- カラスノエンドウ
- ノゲシ
- ナズナ
リクガメの主食にしていけない野菜
これらの野菜は主食ではなく、副食または与えないようにしましょう。
- ブロッコリー・キャベツ
甲状腺腫を誘発する恐れのある物質が多く含まれているため、与え続けるのは控えましょう。
- トマト・レタス・きゅうり
カルシウムとリンの比率が悪いため、メインで与えるのではなく水分補給時に与える程度にしましょう。
- バナナ・リンゴ・イチゴ・ブドウ
糖分が多くカルシウムとリンの比率が悪いため、おやつ感覚で与えましょう。
リクガメに与えてはいけない野菜
リクガメだけではなく、爬虫類全般に与えてはいけない野菜があります。
- ほうれん草
シュウ酸を多く含むため。
- 排気ガス、除草・殺虫剤の影響を受けた野草
リクガメおすすめ人工フード5選
飼育上、同じ餌になることが多いため、栄養が偏ってしまう場合がほとんどです。
そのため、人工フードは上記に書いた野菜と一緒に与えると不足しがちな栄養を補給できます。
また、毎日野菜を用意するのが難しい人には人工フードを使用してください。
おすすめ1位
キョーリン マルベリックドライ
主原料は桑の葉で、カルシウムとリンの比率は5:1とこの人工フードだけでも必要な栄養素は摂取できそうです。
ペットフードによくあるトウモロコシなどの穀物類の使用を抑えて作られています。
穀物類はカルシウム値は低く、リン値が高い傾向があります。
おすすめ2位
レパシー グラスランドグレイザー
主原料にタンポポや牧草などの草、またサボテン類の多肉植物も使用しており、生息地域に近い餌を使用されています。
カルシウムの記載はあるが、リンの記載はなく、比率は不明。
繊維質が30%とダントツ多く、便秘解消に効果的かもしれないですね。
おすすめ3位
Mazuri トータスダイエット
主原料は大豆やトウモロコシで、カルシウムとリンの記載はなく、比率は不明です。
主原料からリンが多く、カルシウムが少ないため、カルシウムパウダーの添加や小松菜などの野菜と一緒に与える必要はあります。
ビタミンやミネラルは豊富に入っているため、添加する必要はありません。
おすすめ4位
ビバリア リクガメフード
これも主原料はトウモロコシ、大豆、小麦で、記載はないがリンの比率が高く、カルシウムが低くなっているはずです。
与える際には毎回カルシウムパウダーを振りかけるか、カルシウムが多くリンが少ない野菜と一緒に与える必要があります。
おすすめ5位
GEX リクガメの栄養バランスフード
これも主原料はトウモロコシ、大豆、小麦で、記載はないがリンの比率が高く、カルシウムが低くなっているはずです。
与える際には毎回カルシウムパウダーを振りかけるか、カルシウムが多くリンが少ない野菜と一緒に与える必要があります。
リクガメの人工フードまとめ
リクガメ飼育で便利な人工フードについてまとめました。
同じ人工フードでも足りていない栄養素があるため、野菜やサプリメントを添加して補いましょう。
人工フードのおすすめはしましたが、リクガメによっては食べる個体と食べない個体がいますので、合う人工フードを探してあげましょう。
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