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爬虫類の餌にはコオロギ、デュビアなどさまざまな種類がありますが、ミルワームもその1つです。
ミルワームは爬虫類が好んで食べてくれる昆虫餌です。
自宅での繁殖も可能で、保存は冷蔵庫に入れるだけなので主食として与えている飼育者もいます。
しかし、与えすぎにも注意が必要です。
今回はミルワームの与え方や注意点について解説していきます。
目次
ミルワームの生態
ミルワームについて簡単に紹介します。
- ゴミムシダマシ科の甲虫の幼虫
- 雑食性で、穀物、野菜、果物、など幅広いものを食べます。飼育下では、小麦粉や乾燥野菜などがよく与えられます。
- タンパク質が豊富で、成長期の動物には特に良い栄養源となります。
ミルワームの繁殖・保存の仕方
繁殖方法
ミルワームの繁殖は、比較的簡単に行えます。餌となるものさえあれば、適切な環境下で自然と増えていきます。
飼育ケースに餌となる小麦粉などを半分くらいの量入れ、ミルワームを入れる。
25℃~30℃の暖かい環境を保ちます
さなぎを見つけたら、他のミルワームに食べられないよう、別の容器に移します。
さなぎから羽化した成虫を別の容器に移し、交尾・産卵させます。
- 餌の種類
ふすま、パン粉、野菜くず、果実の皮
- 水分の与え方
ミルワームは乾燥に弱いので、餌に少し水を霧吹きしたり、リンゴの切れ端などを与えて水分補給をしてあげましょう。
保存方法
さなぎになる前に生き餌として保存するには2つあります。
- 短期間の保存(1週間~2週間程度)
冷蔵庫の野菜室が最適です。
- 長期の保存(1ヶ月以上)
冷凍庫で冷凍することで、長期保存が可能です。冷凍する際は、新聞紙やキッチンペーパーで包んでからジップロックなどの密閉容器に入れ、冷凍庫へ入れます。
使用する際は、冷蔵庫でゆっくり解凍してから与えましょう。
ミルワームの与え方
ピンセットで1匹ずつ与える
食べるところを確認したい場合はピンセットで1匹ずつつまんで口元まで運んで与える。
しかし、ピンセットでつまむとクネクネ動き、落としてしまうことがよくあります。
専用餌皿入れてケージに置いておく
ミルワームを普通のお皿に入れると脱走してしまうため、爬虫類用の餌皿「レプタイルディッシュ」に入れる必要があります。
あとはケージ内に入れておき、食べるのを待ちます。
与えすぎは肥満になる!?
爬虫類にミルワームを与える際に注意する点は3つあります。
肥満
ミルワームは高脂肪で、与えすぎると爬虫類が肥満になる可能性があります。
肥満は様々な健康問題を引き起こす原因となります。
栄養バランスの偏り
ミルワームはカルシウムが不足しているため、単独で与え続けるとカルシウム不足でくる病になる可能性があります。
爬虫類とカルシウムの関係性についても書いていますので、ぜひ見てください。
消化不良
ミルワームの硬い殻は消化しにくく、消化不良を起こすことがあります。
特に幼体や消化器官が弱い個体には注意が必要です。
またリンが多いため、ミルワーム過剰摂取は腎臓に負担をかけます。
まとめ
ミルワームは、繁殖や保存が簡単にでき、ペットの栄養源として手軽に利用できる便利な食材です。
ですが、与えすぎると肥満や病気になる可能性があるため主食ではなく、副食程度に与える必要があります。
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