「爬虫類を飼ってみたいけど、餌の虫が苦手」という方は多くいらっしゃるかと思います。
そんな方に読んでいただきたい記事になっています。
目次
爬虫類にも食の好みがある?
爬虫類は、種類によって食性が大きく異なり、昆虫を好む種類もいれば、果物を好む種類もいます。
そして、野菜を主食にできる種類もいます。
野菜が主食の爬虫類
フトアゴヒゲトカゲ
成体体長:40~55cm
雑食性のため、昆虫を食べますが野菜も食べてくれます。
生まれたて(ベビー)の時期は昆虫食を好みますが、フトアゴヒゲトカゲ は人工飼料が作られているため、そちらで代用できるでしょう。
大人(アダルト)になってくると、野菜をメインに食べる種類です。
実際に僕も飼育しており、記事も書いていますのでぜひ見て下さい。
グリーンイグアナ
成体体長:90~120cm 最大で180cm
イグアナは種類によって多少異なりますが、主に植物を食べる草食性です。
ペットとして一般的なグリーンイグアナの場合、野菜が主食となります。
リクガメ
成体体長:約10cm(小型)〜 約1m(大型)
リクガメも種類によって食性が多少異なりますが、基本的には草食性です。
与える野菜は偏らず、様々な野菜を与えて飼育していか必要があります。
爬虫類におすすめ野菜7選
野菜を食べる爬虫類の餌としておすすめできる野菜を7選紹介します。
小松菜
- 特徴
緑葉野菜の中でもカルシウム含有量が多く、爬虫類も好んで食べてくれます。
チンゲンサイ
- 特徴
小松菜よりカルシウム含有量は多くないが、他の野菜と比べると多く含有されており、おすすめです。
オクラ
- 特徴
粘り気がありますが、好んで食べてくれる成体が多いです。
チンゲンサイと同じぐらいカルシウム含有量は多いため、おすすめです。
モロヘイヤ
- 特徴
栄養価は高いが、シュウ酸とリンの量も多いため、モロヘイヤばかりではなく、他の野菜もバランスよくあげる必要があります。
水菜
- 特徴
水菜もモロヘイヤや小松菜と同様にカルシウム含有量が多いので、おすすめされています。
水菜は食べてくれない個体もいる印象です。
レタス・サニーレタス
- 特徴
水分が多いため、水分摂取に適しています。
他の緑葉野菜より栄養価が少なく、リンが多いため与えすぎには注意が必要。
サツマイモ
- 特徴
甘みがあり、爬虫類の多くが好んで食べてくれる印象です。
しかし、糖分やカロリーは高いため与えすぎには注意が必要です。
食物繊維も豊富なため、便秘に効果があるかもしれないですね。
爬虫類に与えてはいけない野菜
基本的には犬や猫と与えていけない物と同じです。
- ネギ類
玉ねぎ、ニラ、ネギなどは与えてはいけません。
これらの野菜には、赤血球を破壊する可能性のある硫化アリルという成分が含まれています。
- ほうれん草
カルシウムの吸収を阻害するシュウ酸を多く含んでいます。
- アボカド
パーシンという毒性のある成分が含まれており、心臓や呼吸器に影響を与える可能性があります。
- キノコ
種類によっては消化不良を起こしたり、毒性を持つものがあります。
爬虫類が野菜からとれる栄養素
爬虫類には様々な栄養素が必要ですが、ここでは主に必要になる栄養素をまとめていきます。
カルシウム
- 役割
骨や甲羅の形成、成長期や妊娠中のメスが丈夫な卵を作るために必要。
また、筋肉の収縮や神経の安定にも作用します。
- カルシウムのとれる野菜
小松菜、チンゲンサイ、オクラ、モロヘイヤ、春菊、ブロッコリーなど
爬虫類とカルシウムについても記事書いていますので、見てください。
ビタミンA
- 役割
皮膚・粘膜・眼の健康維持、免疫力の向上、成長の促進に必要です。
- ビタミンAのとれる野菜
小松菜、レタス、チンゲンサイ、にんじん、サツマイモ、オクラなど
ビタミンC
- 役割
免疫機能の向上、ストレス緩和効果、創傷治癒の促進などがあります。
- ビタミンCのとれる野菜
小松菜、チンゲンサイ、ブロッコリー、にんじん、サツマイモ、オクラ、かぼちゃ、パプリカ
鉄分
- 役割
血液の生成に必要です。
- 鉄分のとれる野菜
小松菜、枝豆など
カリウム
- 役割
筋肉の収縮や心臓の働きを調節に必要です。
- カリウムのとれる野菜
小松菜、にんじん、ブロッコリーなど
食物繊維
- 役割
腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌の増殖を抑え、腸内環境を改善します。
- 食物繊維のとれる野菜
キャベツ、サツマイモ
まとめ
野菜で育てれる爬虫類の種類やどんな野菜を与えれば良いのか詳しく紹介しました。
- 爬虫類が食べてくれる
- 栄養素が豊富
- 入手のしやすさ
この3点を踏まえて普段与えるメインの野菜は『小松菜』が1番おすすめと思います。
小松菜だけを与えておけば良いわけではなく、違う野菜や人工フード・カルシウム剤などを混ぜる工夫は必要です。
大切なペットと一緒に過ごすために、必要な栄養素をバランスよく与えて健康を保ってあげましょう。
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