フトアゴヒゲトカゲ の温浴方法 温浴の効果や注意点について

フトアゴヒゲトカゲの温浴はメリットがたくさんあります。

しかし、間違ったやり方をしてしまうと生体に負担をかけてしまう場合があります。

そこで今回は、フトアゴヒゲトカゲの温浴のやり方や効果、注意点についてわかりやすく解説します。

フトアゴヒゲトカゲについて

フトアゴヒゲトカゲの生態について詳しく書いていますので、ぜひみて下さい。

温浴はフトアゴの健康に必要

爬虫類飼育でよく出てくる【温浴】とは人間で言うお風呂に入れることです。

温浴の効果は?

温浴にどのような効果があるのか?下記にまとめています。

  • 糞や食べかすなどの汚れをとる
  • 水分補給
  • 剥がれきれていない脱皮を促す
  • 食欲・消化・排便の促進

上記は飼育していくのに必要なことばかりです。

なぜ温浴が必要なのか?

野生のフトアゴヒゲトカゲは温浴はしていないはずです。

ではなぜ、飼育下のフトアゴヒゲトカゲには温浴が必要なのか解説します。

温浴の効果で説明した食欲・消化・排便の促進は飼育上損なわれることが多々あります。

60〜90cmのケージで飼育される方がほとんどで野生のフトアゴと比べると圧倒的に運動量が少なくなります。

野生では穴を掘ったり、木に登ったりと上下運動を行うことで新陳代謝をあげています。

飼育下では代わりに温浴することで新陳代謝を上げ、食欲・消化・排便の促進させています。

温浴方法や注意点について

実際に温浴のやり方や注意点についてまとめています。

温浴のやり方

STEP
  • お湯の準備を行う

洗面所に直接貯める、または幅30cm以上で出られない程度の高さのプラケースや入れ物にお湯を入れます。

STEP
  • ケージからお湯への移動

ケージから両手で支え、飼育者の両手で支えたまま一緒にお湯に浸けてあげましょう。

暴れなければ、両手からゆっくり降ろし、温浴を行う。

STEP
  • 温浴後バスキングスポットへ

タオルで拭いてあげ、バスキングスポットに戻してあげましょう。

温浴の注意点

温浴温度

40℃程のお湯を準備しましょう。

温浴中にどんどん温度は下がっていくので、準備後すぐに温浴させてあげましょう。

温浴時間

5〜10分までにしましょう。

長時間の温浴は身体を冷やすことになり、体調悪化または死に至る場合があります。

温浴水位

フトアゴヒゲトカゲがお腹を床につけた状態で顔が出ている水位がベストです。

深すぎると溺れてしまうと思い、暴れてしまいます。

浅すぎると身体が冷えるため、出ようとします。

温浴頻度

1週間に1回程度にしましょう。

温浴できる時期・タイミング

ベビー期などは積極的に温浴をする必要はありません。

アダルト(およそ生後1年)「汚れている」、「便が1週間出ていない」場合は温浴させてあげましょう。

温浴のタイミングはしっかりバスキングでき、体温が上がっている状態で温浴させてあげましょう。

また食後すぐに行わず、食後1〜2時間後や食前に温浴するのがベストです。

フトアゴヒゲトカゲ温浴まとめ

フトアゴヒゲトカゲの温浴がなぜ必要なのか、温浴の効果ややり方について書きました。

最後は簡単にまとめておきます。

フトアゴヒゲトカゲの温浴まとめ

温浴は食欲・消化・排便の促進をする

  • 温度は40℃ほど
  • 時間は5〜10分ほど
  • 水位は顔がしっかり出るくらい
  • 頻度は1週間に1回ほど
  • ベビー時間は避ける
  • バスキング後、食前に行う。

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